2026年カレンダー「花暦19」

写真:細井 昭

代筆等、協力者
 悠遊健康村病院のST久保貴哉氏、OT阿部理恵氏、PT平澤舞子氏、
 植物愛好家の富永弘氏、
 越南タイムズの岩田直彦氏(小出高野球部)、
 子育ての駅かたっくり駅長・元魚沼副市長の小幡誠氏(小出高・大正大野球部)

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見どころ

1・2月:#ざぜんそう<花言葉:沈黙の愛、ひっそりと待つ>

ざぜんそう花の形が座禅している僧に似ているため、この様に呼ばれています。色合いは違いますが、水芭蕉と同じサトイモ科の植物です。独特な悪臭がすることから、英名では「スカンクキャベツ」と呼ばれています。魚沼では、盗掘され減少していましたが、今はまた増えて来ています。(山野草の盗掘は止めましょう。)


観察日記:#ふき<花言葉:愛嬌、仲間、待望、真実>

ふき一見同じようなフキですが、実はキク科では珍しい「雌雄異株」で微妙に形が違っています。雌花(⑤)が白いのに比べ、雄花(②③④)は黄色であまり伸びません。咲かせると枯れます。雌花は開花後、タンポポの様に綿毛の種子が風で飛びます(⑥)。食用の部分が大きくなります(⑦)。


3・4月:#さくら(ようこう+ぎょいこう)<花言葉:精神の美>

さくら:ぎょいこう陽光:1981年に登録された、比較的新しい品種です。大型で色の濃い花がたくさん咲き、華やかなことから、各地で植えられるようになっています。
御衣黄:淡い黄緑色の花弁が特徴です。あまり見かけませんが、実は江戸時代から紗冷媒されており、シーボルトが持ち帰ったとの記録があります。


観察日記:#はなみずき<花言葉:永結性、華やかな恋>

はなみずき桜~花水木~山法師と順に咲き、いまや日本の春に欠かせないです。1912年に当時の東京市長の尾崎行雄が米国に桜を贈ったお礼としてやって来た立派な外来種の植物です。白色や赤色の花に見える部分(④)は、葉が変形したので、花は⑤となります。秋には結実(⑦)します。また紅葉も美しいです(⑧)。


5・6月:#ひめさゆり<花言葉:純粋、純潔、威厳> 

ひめさゆりすっと伸びた茎に大きな花をつけ、少しの風にも揺れることから「ユリ(揺り)」と名付けられました。姫小百合の楚々とした小ぶりの花は、特に愛らしいものです。この姫小百合は、ユリの分布が北上してゆく中、多雪地で進化した品種です。三条市(旧下田村)のものが有名で、三条の「市花」となっています。


観察日記:#またたび<花言葉:夢見る心地、晴れやかな魅力>

またたび「猫に木天蓼」というように、木天蓼の香りには猫の中枢神経に作用する麻薬の成分があります。夏先になると、葉が緑~白色に変わります(①)。梅に似た花(②③④⑤)が終わると、葉は再び緑色になります。果実(⑥)が虫に寄生され変形(⑦)したものは漢方薬として、特に珍重されます。


7・8月:#ベゴニア<花言葉:親切、片思い、丁寧、幸福な日々>

ベゴニアベゴニアは、よく見ると雄花、雌花の二種の花が、1つの株の中に咲いています。また、ハート型に見える葉は、実は左右非対称で不均衡な形をしていることから、花言葉が「片思い」となっています。写真は桑名の「はばなの里」ベゴニアのもので、12000株の花は、圧倒的な美しさでした。


観察日記:#なわしろいちご<花言葉:誘惑、恩恵>

なわしろいちご苗代を作る頃に、熟すのにちなんで、この名がつきました。つぼみ(①)。開化、中央の薄紫の部分が花です(②③)。白色のガクがまるで花のようです(④)。結実(⑤⑥⑦)。イチゴに似た果実は、酸っぱいけど食べられます(⑧)。果実を包んでいる部分は最後まで残ります(⑨)。


9・10月:#やなぎばひまわり<花言葉:崇拝>

やなぎばひまわり一年草のヒマワリの仲間ですが、この品種は多年草です。花はヒマワリに似ていますが、葉が柳の様に細長く、これが名前の由来となっています。鮮やかなレモンイエローの花が秋空に映えて、とても美しいです。写真は、さらにたくさん花をつけるゴールデンピラミッド種です。


観察日記:#ひまわり<花言葉:憧れ、情熱、敬慕>

ひまわりヒマワリの種は、上質のタンパク質、脂肪等を豊かに含む、健康食品として、近年注目されています。大リーグ・大谷選手も食べているとか・・・。スーパーの棚にもひまわり油をよく見かける様になりました。大きな花の外側から中心に向かって(⑦⑧⑨)。順々に種になって行きます。(⑪⑫)。


11・12月:#ほうきぎ<花言葉:打ち明ける>

かきのき細かく分かれる枝を利用しホウキを作ったことから、この名前になりました。果実は、ぷちぷちとした歯ざわりで「畑のキャビア」と称される「とんぶり(東北地方方言)」です。とんぶりは、強精効果があることから、食べ過ぎ注意です。種は、「地膚子(ちふし)」と呼ばれ、漢方薬として用いられます。


観察日記:#かき<花言葉:自然美、優しさ恩恵>

かき柿の渋は「タンニン」という成分で、完熟前の実を動物に食べられないようにするための防衛手段です。熟し朱赤に染まるころ渋は抜けて、甘くなります。近年、熊が里におりてくる原因の一つとなっています。目玉模様は、実は病斑なのですが、紅葉を彩るアクセントとなりとても美しいです。


 

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